2011-12-01

先月の浜松

11月21日。夜。バイクで浜松へ。
いままで暖かかったのにこんな日に限って寒波がやってきた。やあやあやあ。
この日をすごく楽しみにしていたのに楽しさ半減。それでもハードオフに寄って中古レコードを探しながら行ったし、本坂トンネルも通った。
本当はこの前ムネムネと行った旧本坂トンネルを通ろうと思っていたのだけど、寒波による純粋な寒さと心霊スポットによる精神的な寒さの強力タッグには勝てそうも無かったので、ここは新しいほうのキレイな本坂トンネルで我慢した。それにしても寒い。

浜松に着いて、コンビニでウイスキーを買ってオバ君の家へ。早速酒を飲みながら制作。
最近メールでデータをやり取りしていたので、すでに一曲はほぼ完成していた。その一曲目は全体の構成を考えた。できた。これオバ君名義の曲。

次は私名義の曲。これまたすでにメールのやり取りで大体形になってきていたので、そこから相談しながら少しメロディを変更して、行き詰ってストップ。保留。酒が進み始める。

次はオバ君の2曲目。初めて聞く。手応え悪い。保留。酒が進む。

次、私の2曲目。これが正直僕にも完成形が見えていなかったのだけど、オバ君とその場で相談しながら作り直せばどうにかなるかと思ったが全く進まなくて、進んだのは酒だけだった。

気がつけば僕が持ってきたウイスキーの小瓶は空っぽで、オバ君の家にあったウイスキーの中瓶も空っぽになった。計1リットル。時間もずいぶん経っていたので明日のラジオがやばい気がしたので作業は終えて寝た。


11月22日。朝9時起床。緊張のせいで目覚ましよりも少し早く起きた。今日はK-MIXという浜松のラジオ局で生放送の番組に出演。ラジオ苦手。

過去に名古屋のZIP-FMでは、緊張のあまり椅子に座ったとたんにひっくり返って、近くのコンセントが抜けて、軽くパニックになった。

渋谷で辰緒さんのラジオ番組に出たときは、あまりにも会話が出来なくて「放送事故になる!しゃべれ!」と辰緒さんに注意された。が、もちろんその注意にも「はい」とさえ言えず、僕は無言でうなずいて辰緒さんを困らせた。

生放送以外はどうかと言うと、北海道のラジオ番組で使うためのコメント(パーティーの告知をするだけの簡単なもの)を録音するというだけでも緊張してしまい、酒をがぶがぶ飲んでみてもRECボタンを押されるととたんに言葉が出なくなってしまって、結局「僕は出演ナシで」という形で丸く収まった。
出演ナシと決まった瞬間に急に酒が回って、その日のDJはズタズタになった。ズタズタというか「クラブに行った記憶さえない」という状態になった。とにかくラジオは苦手。何回やっても慣れない。



昼11時にK-MIXに到着。「なんで引き受けたんだ俺は」という自責の念が頭の中を占拠していたので、スタッフの方の説明が全く頭に入らなかったのだが「30分後に本番でーす」という言葉だけはしっかりと入ってきた。


何を話したのかはあんまり覚えていない。がんばったと思う。僕なりには。


そして僕とオバくんのラジオ出演は終わった。終わった後もしばらく緊張が取れなかった。

昼食にハンバーグを食べて、オバ君の家に戻って制作の続きをした。
しかし、一曲目にやったオバ君名義の曲だけが完成に近づいていくものの、他の3曲は全くだめだった。せっかく浜松にいるので他の曲も完成させたいと思って、悪あがきしては壁にぶつかって、オバ君の一曲目を聞いて「これはいいね~。完成も近いね~」と二人で喜んで、また他の曲に取り組んで壁にぶつかって、一曲目「いいね~」、壁、いいね~、壁・・・と夕方まで繰り返した。進展はナシ。


夜になって帰宅。

「もうバイクの季節は終わった」と思ってバイクを倉庫へしまった。