2017-08-20

バイク

バイクがこわけたので売った。

黒いマグザムで静岡の人から買い、直接手渡し、ツーリングしながら帰ったのが2年前。
今回のバイクにもいろいろな思い出があったが、最初のツーリングしながら帰った日からすでにアイドリングに不安を感じたし、黒いマグザムかと思ったら、ちょっとだけ茶色が入ってて「お!いいじゃん」と思ってよく見たら、後ろにデカデカと「メタルオート」というステッカー跡を発見。ヘルメット収納部分を削ってまで車高を低くしてあったので、スクーターの利点である収納スペースがあまり無かったし、車高が低すぎて、下をコスって壊れた。買って1か月もしないうちに修理代7万飛んだ。バイクが必要な時にエンジンがかからない事が頻繁にあったし、バイク旅行の当日にもちゃんと壊れた。さほどバイクが必要じゃない日もやっぱり壊れていた。走行中にブレーキワイヤーが切れた時は死ぬかと思ったし、走行中によくエンストもしたので死ぬかと思ったし、最後に壊れた日も走行中にエンストしたので死ぬかと思ったし、真夏の炎天下の中、バイクを押して1時間以上というのも死ぬかと思った。

とはいえ、数回くらいは旅行も出来たので売った瞬間は「ああ、しばらく不便になるなあ」と寂しい気持ちになったが、買った瞬間からのハズレ感は最後まで払拭できず、思い出のほとんどが苦かったため「もともと不便だったわ!」という怒りのような感情に切り替わった。

バイクを積んだ業者が去って行くのを見届けて、しばらくしてからバイクのカギを渡し忘れた事に気がついて、自転車で届けた。で帰宅して、今度はバイクの中にヘルメットを入れたままだった事に気がついて、また自転車で取りに行った。

最後の最後まで相性の悪いバイクだった。