2013-07-17

俺とキャッツのウイスキー

7月13日。明日のムラナオのパーティーで配るカレー作り。目標100人分。
このパーティーでDJしたこともないし「カレーでおなじみの!」というキャラでもないのに、なぜ関わることになったのか自分でもよくわからない。が、まあみんなが喜んでくれたらそれでいい。しかし多い。7時間かかった。
これだけ張り切って作っておいて、当日すごい残ったらどうしようという不安がよぎった。スタッフが無理して食べきってる姿も想像できた。あ、なんか悲しい。考えちゃだめだ。

7月14日。クボタさんや高橋さんが村国座でDJするというのに顔を出す時間が全くない。逆算すると、村国座に行ったとしても昼2時半には切り上げないといけないので断念。

夕方にムラナオにカレーを渡して、5時半に友達の結婚式の二次会。
会場についてしばらくすると、突然「乾杯の音頭をお願いしたいのですがよろしいですか?」と言われた「聞くということは、断ってもいいですか?」と聞くと、それは断固として受け入れてもらえなかった。前もって連絡くれてたら遅刻して言ったのにちくしょう。なんで私がこんな目に。

そしてすぐに乾杯のときが来た。乾杯の挨拶だというのにプレッシャーに耐えれなくて僕はすでに飲んでいた。で「この中で一番不向きな僕に乾杯の挨拶をさせる意味がわかりませんが、とりあえずOO君、OOさんご結婚おめでとうございます乾杯!」と言った。ら、いろんな所から「えーーーー」とか「聞こえなーい」とか聞こえてきた。マイク持ってない向こうの声はばっちり聞こえてるのに、こっちはマイク使ってんだぞ聞こえないわけないだろ。ちくしょう。
そして「はい、やりなおしー」と言われた。ううう。

もう何も話すことも浮かばなくてアワアワしてたら「もうゆるしてあげよう」と新郎が言ってくれたので「じゃ、かんぱーい」と言ってすぐに逃げた。この一件が今日の僕の命運を決めた。

乾杯後、恥ずかしさから逃げるために僕はものすごい勢いで酒を飲んだ。
友達を捕まえては「キャッツ~。一緒に飲もうぜ~。俺とキャッツのウイスキー」とか「田中もウイスキー飲めるのか!俺と田中のウイスキーだな」「俺と俵のウイスキー」みたいな感じで、あまり意味がわからない事を連呼しながら強制的に片っ端からウイスキーで乾杯した。


二次会が終わる前にもう意識はなくなっていて、気がついたらみんなで道路を歩いていた。
この後、行くところがないならクラブに行こう。私の作ったカレーがあるから。と言って5人ほど連れてJB'Sへ移動した。


で、JB'Sでタワシちゃんと乾杯したところまでしか覚えてない。カレーがどうなったのかもわからない。


7月15日。目が覚めるとすでに昼で、ムラナオの家にいた。二日酔いすごい。
今日は昼過ぎから京都に行かなければならない。祇園祭があるからと向こうの友達に誘われていて、チケットもすでに買ってしまっていた。終電くらいのチケットにしとけばよかった。
そんなことより身体中が痛い。ヒジが変な色してる、腿もめちゃくちゃ腫れてる。お尻も痛い。めーちゃくちゃ痛い。
ミズカちゃんに「ヒジ痛いよう。お尻痛いよう。これ絶対折れてるよう。こなごなだあ」とわめいてみたが完全無視された。ムラナオは「えーーー!神谷さん大丈夫ですか!!!」って心配してくれたので「ココとココが折れたっぽいよう」と言っていたら、横からミズカちゃんが「ムラナオよくまともに相手するね。絶対折れてないからほっとけばいいって」と言うのでムラナオも心配してくれなくなった。

しばらく一人でアピールした後、時間がない事を思い出して帰ることにした。
そういえばムラナオのところにいたエリーちゃんという子かわいかったなあ。電話番号聞けばよかったなあと思いながら帰宅。
姪っ子たちが近寄ってきたが「おじちゃん二日酔いで辛いから相手できないよう。身体中の骨も折れてるし」と言ったら、それ以降は僕に近づいてこなかったし「骨は大丈夫?」の一言すらなかった。

風呂に入って、着替えて出発。親から「あんたそれ祭りどころじゃないでしょ」と言われたが、そこは無理して「まつりだ、まつりだーい」と言ってふらふらと駅に向かった。

ぐったりしながら京都着。友達とはまだ合流できそうもなかったので一人でホテルでぐったり。
キャッツが心配してくれて電話があった。「俺とキャッツのウイスキーって言って、俺までめちゃくちゃ飲まされたぞ」と言われた。お尻が痛いのはベンチに座ろうとして思い切りコケて、のた打ち回ってたからそれだ。他の怪我はわからない。3次会もあったんだぞ、お前丸ごと寝てたけど。飲み方が破壊的。などなど、いろいろ教えてもらった。

電話を切って、しばらく落ち込んだ。

夜10時くらいになってやっと回復してきたので外に出た。カアリイも京都にいるみたいなのでちらっと合流できるかと思ったけど、お世話になった呉服屋さんの方たちと飲んでいると言われて諦めた。

一人で居酒屋とか行った事ないな、行ってみるか。と思い立って、携帯で調べて厳選しまくって「ここだ!」と決めた店に行ってみたら潰れていた。次の候補の店に行こうと思ったら、祭りのせいで歩行者にも一方通行の道があって、通らせてもらえなくて怒られて諦めた。じゃあさっき通ったところに焼き鳥屋があったなと思って、そこに戻ったら看板に「横浜 天下鳥」と書いてあって、京都に来て横浜かあ。。。と思って、ファミマでチキン買って食った。
しばらくしたら友達と合流して、結局「横浜 天下鳥」に行った。普通に当たりだったが。


7月16日。居酒屋で飲むときはそんなに破壊的でもなくご飯食べながら飲むので、二日酔いもほとんどなく快適に起きた。そういえばキャッツに「そんな飲み方して楽しいか?」と聞かれたが、楽しいかどうかなんて考えたこともなかったな。昨日みたいな飲み方が楽しいというやつだろうな。

昼過ぎから壱銭洋食とか、祇園祭とかそれなりに楽しんで、夕方から大阪に移動。
深夜番組で酔っ払いがたくさんいると言っていた「十三」というところに友達と行った。
まずネギ焼き食べた。おいしかったが、こういうさわやかな所が十三の目的ではない。
ネギ焼きの後は、細い路地の雰囲気ある店に行って飲んだ。安いし、おいしいし、テレビで野球やってたし、サラリーマンばかりでテンションあがった。友達は酒を全く飲めなかったけど、僕は気にせずに飲んだ。これは楽しかった。

本当は大阪も泊まっていこうと思っていたのだけど、名古屋の時の疲れが異常だったし、たぶん骨がぼきぼきになってるし、足の裏がクツズレして心が折れたので新幹線の終電で帰宅した。

十三は僕がテレビでイメージしてたとおりの良い街だった。定期的に行きたいなと思った。


7月17日。結婚式の二次会の金も、パーティーで飲んだ金も、カレー代も、旅行の金も、全部まとめてスロットで取り戻した。


またどっか行けるな。